私たちの願い

 どのお子さんにも、必ず得意なことがあります。シンパシーとエンパシーは、お子さんたちがそれぞれの得意なことを活かし、たくさん「自信」をつけ、自己肯定感を高められる場所でありたいと願っています。

 私が福祉の世界に飛び込んだのは、通信制高校での経験がきっかけです。夢いっぱいの教師人生を歩んでいた私は、ここで初めて様々な困りごとを抱えて悩んでいる子どもたちに出会い、支えになりたいと思うようになりました。そこで、スクールソーシャルワーカーに転身したのですが、子どもや保護者の方、学校の先生や医療機関の方々と関わる中で、今度は「療育を必要としている子どもがたくさんいるのに、受け入れる施設が足りていない」という現実に直面したのです。

 今、社会には子どもの虐待や貧困、ヤングケアラーなど様々な問題が溢れています。また、依然として不登校時が増え続ける背景には、発達障がいが隠れているケースもあります。大人たちは”子どもが子どもでいられる世界”を実現しなければならず、子どもが感じる生きづらさを理解する人や、子どもがありのまま楽しく過ごせる居場所が必要です。

 障がいの有無に関わらず、私たちはいろんな人に助けられ、支えながら生きていくことになります。だからこそ、子どもたちが困ったときや悩んだ時に、安心して相談できる人間関係や環境を早くから整えていくことが大切です。その一歩を、シンパシーとエンパシーで、一緒に踏み出してみませんか?

 私たちは、子どもたちそれぞれが置かれた状況や背景を理解し、思いを共感し、優しく寄り添っていきます。

大切にしていること

合同会社KEYZ
代表 一宮宜枝

学生時代にイギリス・オックスフォードモードリンカレッジスクールで1年間の留学、アメリカ・ロサンゼルスのテレビ制作会社でインターンシップに参加。
関西大学文学部英米文化専修卒業後、株式会社さなる予備校、さなる九州で英語を教え、塾長も経験。通信制の鹿島朝日高校に勤務の後、大分市教育委員会よりスクールソーシャルワーカーを嘱託。
ソーシャルワーカーとして教育から福祉の世界へ飛び込んだことがきっかけとなり、子どもが安心しながら自信をつけられる居場所を作りたいと独立。
現在は大分大学権利擁護センター 子どもアドボケイト活動 チーフアドボケイトとしても活動中。